松本市議会 議員定数のあり方       《会派等の基本的な考え方》

  日本共産党・しがの風  増やす

 地方議会は、住民のもっとも身近な議会として、住民の声を自治体に反映する住民の代表機関であり、「市民が主人公」市の意思を決定するにふさわしい規模がもとめられる。
 この間も議員定数は減らされてきており、さらなる定数削減は議会と住民の距離をいっそう遠ざけるものとなってしまう。
 合併により人口も増えていることや合併協議会の「議員特例に関する検討結果での要望」も重視する必要があり、減らすことを前提とした議論であってはならない。

 新風会   減らす

 市民のための議会活動を議員一人ひとりが強く認識し、全体を見渡す視野を培い、もって資質向上を図り、密度の濃い議会を創造することが必要と考える。
 時代に即した議会改革等進める必要があり、定数については削減の方向で議論する。

 政友会   減らす

 平成17年の4村合併や国の三位一体の改革により松本市の財政は大幅に悪化しており、早急な行財政改革を進めるためにも、松本市議会は率先して現在の議員数から定数を減じる事が望ましいと考える。
 市民も減員の意見が多数を占めていると理解している。
 しかし市民の声を的確に反映するためには都市の規模、面積や委員会で議論できる最小構成議員数などで限界があり、将来を見据え、類似都市の動向も踏まえながら議会の中で充分議論して適正定員を決定する。

 翠政会  減らす

 行財政改革の観点から、議員定数の減については、その方向性を了承するものである。
 しかし、現状の松本市が抱えている諸課題からすると現時点での定数決定は、時期尚早と考える。
 なお、常任委員会の構成メンバーは、審査の過程では8人以上が妥当と思われる。
 一方、減員は、議員個人の負担増加を伴うものであり、政務調査費の増額や議会事務局等のサポート体制の充実が必要となる。

 公明党  減らす
 
 行財政改革進む中にあって、議会としても一定の努力をしなければならない。
 定数の削減は議員個々の負荷は増大するが資質の一層の向上を図り対応すべきである。  
 また、可能な限り地域代表的な性格は廃していくことが求められている。
 議員の最大の役割は行政のチェックであるが、現状は十分とはいえない。調査、研修等一層の充実が求められる。

 みらい   減らす

 現在の5名増員は、次期改選で解消されるべきものと考える。
  総合的に見れば34議席については若干の減員を検討していく方向が望ましいと考える。
  【新定数検討にあたっての課題】
  @合併した4地区から定数増が要望された経過と今後の合併  A全国の市議会の情勢  B議員の役割や責任についての検討整理  C松本市の特性(行政区との関連、面積との関連、人口規模と議員一人当たりの市民の数)  D常任委員会の議員数のあり方と複数所属検討

 無所属 山崎たつえ  増やす

 次の理由から36名が妥当と考える。
 @中小企業従事者、障害者、女性など生活弱者の声を反映させるためである。 女性を事例に記してみる。人口の半分を占める女性が政策決定の場に進出する事は社会的慣習などによりきわめて困難である。当市の揚合、現時点で女性の占める割合は18%である。数を減らす事はこれら弱者が進出しにくくなる事にも繋がると思う。
 A法で人口20万人までは34名30万人までは38名とされている。松本市の入口は約23万人である。よって36名とした。

 無所属 吉江健太朗 守屋義雄  増やす

 民意を反映させるために、議員数を増やし、議員報酬の削減やあり方をセットで議論すべきです。
 矢祭町議会で可決した議員の日額報酬を採用した事例もあります。
 市は、一市四村合併で、人口、面積、借金が増え、少子高齢化、地球温暖化及び厳しい財政問題に、的確且つ迅速に対処せねばなりません。
 市民の声を反映させるためには、真の議会改革と議員の役割を明確にすることが求められます。
 地方自治法に定められた議員定数の上限38名を要求しています。