■傷つき苦しむ青年救い社会に立ち向かいたい

             
         千葉 神部 紅(じんぶ・あかい)代議員

 青年の実態は、涙なしには語れない  すさまじく、さまざまな形で「勝ち組、負け組」という枠にはめられ追いたてられています。
  どちらに区分されても不安や絶望感、あきらめがつきまとい、他者を蹴落とさないと自分の幸せがないと思いこまされています。  
  互いを信頼できず、連帯しづらい社会がどんどんつくられていると感じています。  
  行くあてもなく駅でふらふらしている青年カップル(20代の夫婦)をつかまえて、住み込みで働かせ、手取り五万ほどしか渡さない、「人買い」「奴隷」のような建築会社が、実態が千葉にあります。
  耐えられず飛び出して、行方不明になっていた二人の青年に、共産党の議員さんや地域の仲間と対応しました。
  「どこにも頼れず、先が見えなかった。こんなに温かくいろんな人に支えてもらって、民青や共産党があってよかった。同じような若者をつくらないために一緒にがんばりたい」と二人を仲間にむかえました。  
  共産党の駅頭宣伝でビラ配布を手伝ってくれ、その後民青に入った女子高校生は「援助交際」を繰り返していました。
  「愛だってお金で買える」と話す子です。自分は人に必要とされているのかめちゃめちゃ気にしています。
  歪んだ形でしか、自分の存在を確かめられない。
  去年の夏、その女子高校生の腕にたくさんのリストカットの跡があるのにも気づきました。
  「お金さえあれば、良いと言うが、こんなにも君は自分を苦しめているではない。」と私が語ることで、「自分はいつもひとりぼっちで、みんなを信じることができない」と思いを話してくれました。  
 
  紹介しきれないですが、まだまだこういう青年はたくさんいます。  
  おかれている状況が深刻だからこそ、追い詰められて声をあげ、たたかっている青年もたくさんいます。
  それ以上に、多くの青年が自己責任のもとにあきらめさせられています。  
  一人じゃない、あなたが悪いんじゃない、一緒に変えていこうと言える共産党や民青が求められているし、自分たちでこそ、どんな思いにもこたえられると思います。
  かつては自分自身も深い闇の中にいる青年の一人でした。自分も他者も信じられず、ためらいなく傷つけてきました。
  そんな自分が何に苦しめられてきたか。
  それを科学的に明らかにするのが共産党。初めて展望が見えました  
  世代間の壁も「交流と共同」のなかで必ず乗り越えられると思います。  
  僕は自分の生き方も他者の生き方も決してあきらめない、そんな民青や共産党が大好きです。  
  たくさんの人と心を通わせ、綱領実現のためにも青年の中に入って、党を語り広げ未来をつくる活動をみなさんとともに強めたいです。