3.19震災救援・両角必勝緊急総決起集会                      
                                   
                                            池田国昭

  お集まりいただき本当にありがとうございます。
 後半戦の候補者を代表して決意を申し上げます。
  震災対策、早速、私も駅前で2回街頭募金をしました。 昨日は、1566人が避難している栄村にも行ってまいりました。
  私は、H7年1月17日に起きた阪神・淡路大震災を思い出します。
 あの時も、現地は今のように寒い日が続きました。
  焚き火で暖をとるわけですが、前があったまって、体を返し、今度は背中を暖めていると、また今度は、前が冷たくなってしまう。そうした夜の連続でした。
  寒さ対策は本当に重要です。
  栄村では、前の共産党村長が、役場を建て替えるとき、あらかじめ避難所となっても良いように、廊下にじゅうたんのようなケーペットを敷き、全館暖房で寒さ対策がとられていました。
  訪れたもう一つの避難所の小学校は、玄関が吹き抜けで、役場より寒かったですが、東北のように、灯油がないようなことはありませんでした。
  でも、一番心配したトイレは、断水のため使えず、外の仮説トイレを使わなければならない状況でした。 これでは、寒くて高齢者の方は大変、トイレを我慢しなければならないかと思います。

 今東北地方の実態は、阪神淡路のときよりもさらに過酷、深刻かと思います。
  私は、今からちょうど16年前の阪神淡路大震災のとき、松本市の第3次、炊き出し「給食ボランティア」の一員として、4月に選挙を控えていましたが、3日間支援に行ってまいりました。
  炊き出しで、一日、避難所を2箇所ほど訪問し、昼食と夕食を準備したのですが、そのときは、今でも忘れません。
  学校の渡り廊下、当時の廊下は、床はコンクリート、腰板までしか板が張られていない、それこそ吹ききっさらしの廊下、体育館の中に入れない人は、そこでダンボールを敷いての生活をしていました。
  私は、帰る3日目のお昼を作った後、自分が持って行った寝袋を、一人の人に、ほかの人には判らないように、そっと置いて来たことを今でも忘れません。
  ゆで卵を配ったときに、並んだ人たちの途中で、卵が終わってしまい、渡せなかったことも、復興支援には、個人の善意はもちろんですが、予算と政治の力こそ必要とそのとき強く感じました。  
 
  今から考えれば、ちょうど私が、神戸市長田区に滞在していた1月28日29日30日の3日間 その時、兵庫県の臨時議会で、当時有名になった、ひげの筒井さんという日本共産党の県会議員さんが、自らも家を失いながら、救援活動を行い、1月29日に開かれた臨時県議会での
  「私はすべての被災者の最後に仮設住宅に入居させてもらう。知事、私に仮設住宅を与えていただけるのか」。という気迫のこもった筒井さんの質問に、知事が、希望者全員に仮設住宅を提供すると発表した経過があります。
  そして、筒井さんは見事選挙にも勝利しました。  

 私たち会派も、13日の日曜日に、救援戦対策本部の設置、救援募金、阪神淡路のときのような「救援ボランティア」の組織など、緊急な申し入れを行い、翌日には、早速「救援対策本部」が松本市設置されました。  
  私たちの提案で開かれた議員全員が集まっての会議、議員全員協議会では、既に松本市内に避難して来ている家族の子どもたちの保育所、学校への転向、福祉などの行政サービスの相談に答える、窓口の設置を求める提案も、今日19日から窓口が設置、実現しています。  
  また、阪神・淡路大震災のときのように、連合町会、JA、商工会議所、青年会議所、校長会などが参加して、「松本市救援対策会議」のようなものを設置すること。も提案しました。  
  会議終了後の議会運営委員会では、議員一人3万円の募金を全員で確認しました。
  さらに、今後は、今回の「対策本部」は、松本市の「災害支援マニュアル」に基づく災害支援を内容とした対策本部だが、原発、松本地域でも起こっているその後の余震などの事態の推移と現状をリアルに見るならば、「支援」を内容とする「本部」から、さらに発展させて、市民全体、引っ越してきた住民を対象とした震災・「核災」対策本部の設置も視野に入れることが必要性も提案しました。

 こういう活動こそ、今求められていると思います、そしてこの役割こそ日本共産党の真骨頂です。
  震災救援と選挙勝利の両方を一体で進める、この方針こそ、日本共産党ならではの方針であり、選挙に勝ち抜くことは、まさに、住民、国民の皆さんへの責任でもある、まさにその通りだと思います。  

 両角友成必勝、そして、後半戦でも5議席実現で勝ち抜く、 私は、こうした私たち共産党の姿こそ、有権者に共感いただけ、支持は広がるものと確信します。  
  有権者の皆さんと力を合わせて、政治を変えていく、これこそまさに、日本共産党の綱領の立場でもあります。  

 5人それぞれが、こうした活動の先頭に立って、新しい課題、境地を切り開くために力を尽くすことを表明し、決意といたします。 
  ともにがんばりましょう。